こんにちは、家具屋のしんちゃんです。

お客様とコーディネートプランを詰めていると、ほぼ毎回といっていいほど出てくるのが——
「これ、圧迫感ないですか?」
というご相談なんです。
大きめのソファやダイニングを選ぶとき、みなさんまずそこを心配されます。
でも実は、圧迫感って家具の大きさそのものが原因じゃないことが多いんですよね。
今日は、その“圧迫感の正体”について、ゆるっとお話ししていきます。
■ 圧迫感は“高さ”と“視界の抜け”で決まる
家具がどれだけの面積を占めるか、もちろん気にはなるんですが、
それ以上に大事なのが 視界にどれだけ割り込んでくるか=高さの影響 です。
まず、お部屋のサイズを図面に落とし、人が通るための余白を“引き算”していくと、
「意外と大きい家具が置けるじゃん」となることがほとんどなんです。
人がスムーズに通るための目安は、
- 正面なら90cm
- 肩幅は60cm
- 横向きなら40cm
ここをクリアすればOK。
なのでこの余白を確保したうえで、一番大きい家具を置く方が使い勝手が良くなったりします。
■ 大きい家具は邪魔ではなく、むしろ“居心地”を広げる
「余白が多い方がオシャレに見えるんじゃない?」
よく言われるんですが、写真で見たときの美しさだけを考えると確かにそうなんです。
でも家具って、美術品じゃなくて“使うもの”。
実際に毎日座ったりくつろいだりすることを考えると、
大きめの家具の方がゆったりした“自分の居場所”をつくってくれるんですよ。
モデルルームのような、ほぼ使わない前提の空間とは全然違うんです。
■ 幅よりも“高さ”が圧迫感の決定打
よく「大きい家具=圧迫感」と思われがちなんですが、
実は圧迫感の多くは 高さ がつくり出しています。
● ローソファ vs ハイバックソファ


- ローソファ:背が低くて視界が抜ける → 圧迫感が少ない
- ハイバックソファ:安心感はあるけど背が高い → 視界を遮るので圧迫感強め
● ダイニングチェアも同じ


背もたれが高いと、ダイニングが“壁”みたいに見えることも。
逆に背が低いタイプなら、テーブルと高さが揃って軽やかな印象になります。
この“高さのルール”を知っておくだけで、家具選びはかなり楽になります。
■ 最初は良かったのに「なんか落ち着かない…」を避けるために
新しい家具を置いたときは良くても、
「使ってるうちにちょっとしんどいぞ…?」
そんな風になってしまうケース、実は多いんです。
インテリアは“人の居場所をつくるもの”。
せっかく素敵な家を手に入れたなら、実際に使ったときの心地よさを大事にしてほしいと思っています。
■ 迷ったら気軽に相談してください
家具って頻繁に買い替えるものじゃないので、慎重になるのは当たり前のことです。
不安や疑問があれば、気にせずどんどん相談してください。
「ちょっと話だけでも聞いてみようかな」
そんな軽い気持ちでOKです。
お問い合わせもご来店も、いつでもお待ちしています。
